起業家インタビュー外国人労働者はこれからの日本に不可欠!外国人を必要とする企業と、日本で働きたい外国人をマッチングするための基本とは

2017.05.28


近年、訪日外国人旅行者の数がどんどん増え、受け入れる接客スタッフは今の日本において急務になってきています。そういった背景から、日系企業も外国人の採用が増えているんだそう。

ただ
・そんなに簡単に人材なんて見つからない
・文化的な壁もいろいろあり、受け入れられるか不安
といったこともよく聞く話。

そこで今回は、日本語が堪能で優秀な外国人の方々を企業に紹介派遣する事業をしている株式会社グローバルパワーの竹内社長に、これからの日本を支えてくれるであろう外国人の方々について、異文化の方々とのコミュニケーションについて、いろいろうかがってきました。

竹内 幸一 株式会社グローバルパワー 代表取締役
外国人人材専業として10年以上の実績を誇る。外国人人材の派遣・紹介をはじめあらゆるニーズにお応えするスペシャリスト。

外国人の労働力は今後非常に重要になる

―外国人の紹介派遣って、あまりイメージつかないのですが……。どのようなことをされているのでしょうか?

―竹内
簡単に説明すると、外国人を必要とする企業と、日本で働きたいという外国の方をマッチングするようなメージです。

なるほどですね。確かにお互いにそういったニーズはあるものの、どちらも「じゃあどうすればいいんだろう・・・?」という感じに陥ってしまうんだろうなあ……というイメージがあります。

―竹内
今後、外国の方の労働力ってすごく大事になると思っています。
現在、日本に住んでいる外国人数は約230万人。総人口にすると1.7%になります。生産年齢人口でいうと、80%。
つまり、働ける15~65歳までの年齢の人が非常に多いということです。

これから先、日本人の人口は減っていき、高齢者はどんどん増加していくのは明確。

AIとかITなどで生産性を高めて……などなどのさまざまなやり方もあるとは思うんですが、その解決策の一つが外国人の方の雇用と言われています。

ただ、そこはそんなに簡単なことではなく、日本で働きたい外国人と、外国人を雇いたい企業のマッチングは、思っている以上に大変なんだそうです。

そのあたり、引き続き聞いていきます。

『相手の言わんとすることを読み解く能力』が非常に発達しているのが日本人

―具体的にはどんなところが大変なのでしょうか?

―竹内
まずはありきたりですが、文化の部分ですね。
採用する日本企業の社員と外国人の求職者の方々の両者、まったく違う考え方なんです。
私たちは 「ハイコンテクスト文化」 って呼んでいるんですけど、相手の言わんとすることを読み解く能力が非常に発達しているのが日本人。ただ、それは世界的に見ると少数なのかな、と。

「コンテクスト」を日本語で直訳すると「文脈」とか「背景」。

ハイコンテクスト文化に対して、ローコンテクスト文化というのも竹内社長はあると思っているんだそう。

それぞれ簡単に説明すると以下のような感じ。

ハイコンテクスト文化
文脈をめちゃめちゃよむ「阿吽の呼吸」が成り立つ文化

ローコンテクスト文化
「言わなきゃわからないよ」「はっきり言ってよ」という文化

日本では当たり前に成り立っている阿吽の呼吸が、外国人からしてみたら、「言ってくれなきゃ分からないよ」っていう……まあ想像はできますね。

あとは、日本語ってやっぱり独特で。○○という日本語は、英語では▲▲だよ、ってうまく教えられればいいんですけど、そうもいかないんですよね。

「すみません」って日本人特有のコミュニケーションスタイル。日本人が世界にいたらそこが弱点

―ちょっと想像つかないのですが、具体的な例はありますか?

―竹内
簡単な例としては「すみません」が挙げられますね。
「すみません」は直訳すると「I’m sorry」になりますが、その意味で使うことは少ないですよね。

確かに、日本人が「すみません」っていろいろな意味で使いますね。たとえばこんなシチュエーション。

  • お茶を運んでくれたときの「すみません」
  • ちょっと前を通るときの「すみません」
  • 「あなただけが悪いわけじゃないよ、私にも非があるよ」みたいな意味での「すみません」

英語でいうとThank youやExcuse me、みたいな感じの「すみません」もある感じでしょうか。

普段何気なく使っている日本語も改めて考えてみると、すごく難解ですよね……。「すみません」ひとつとっても、日本語は難しいと改めて感じました。

一緒に働く仲間だったら、その国のことを教えてもらったり調べることで、必ずいい作用がある

―外国の方のコミュニケーションを取る上で、コレは知っておいたほうがいいというポイントはありますか

―竹内
やはりそれぞれの国の文化を知っておくのはマストですね。
たとえば、休日。「旧正月」の文化を知らないと、その時期に有給休暇をとられても、「なにやってんの?」って思ってしまうわけですよ。
こういうことを知っているのかと知っていないのによって、コミュニケーションが全然ちがってきますよね。
当たり前ですが、相手の国だったり、文化だったり、宗教だったり。調べて理解をしていたほうがプラスになります。

外国の方は外国の方で、自国の文化が当たり前だと思っています。なので、こちらから聞き出したり、調べたりしないと、本当に密接な関係にはなれないんでしょうね。

日本で働こうと思う人たちは、日本が好き、日本の何かが好きなんだと思います。アニメだったり、文化が好きだったり。

日本人みたいになりたいと思っている人が多いという話も聞きます。

もちろん人に依るとは思うんですが、少し文化的に違うと思うのであれば、指摘をして教えてあげるほうが喜ばれると思う……と竹内社長に教えてもらいました。

さいごに

竹内社長は、「外国籍の人たちが一番大変なことって仕事です」とおっしゃっていました。

今の時代SNSがあるのでコミュニティもなんとかなるし、服を買うのも、食事に関しても大丈夫。だけど、仕事を得ることはほんとに大変なので、そのギャップをうめることを使命としているんだそう。

一方で、外国人を欲しがっている企業も多いのが実際のところ。なので、これからもニーズのある方同士をマッチングしていくことでギャップをうめていくのが使命だ、と強いお言葉をいただきました。

今後、世界総人口は増えると思いますが、少子化で総人口が減る国もあるでしょう。そういった国へマイノリティの外国人の方をミックスしていくようなビジネスモデルもつくっていくそうです。

竹内社長、お忙しいところありがとうございました。


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