起業家インタビュー人を伸ばし、世のポテンシャルを飛躍させる会社になるために

2018.07.06


起業HISTORY

【経営者のご紹介】
2007年 (株)フリープラスに入社、創業メンバーとして参画する。2009年には 取締役に就任し、WEBマーケティング事業を統括。その際の経験をいかし2017年にwebコンサルティング会社、MchS株式会社を設立。コンテンツマーケティングを手法にしWEBにおける困りごとへの解決策の提示から実行までを行う。

起業のきっかけ

記者 下方社長が起業されたきっかけというのは、どういったことでしたか?

下方社長 前職時代にやっていた事業が、国内向けのWebマーケティングの事業をやっておりまして、ある程度、一定の時期が来たときに、インバウンドの比率がすごく上がっていった兼ね合いで、インバウンドがメインの会社になっていきました。そこで、いろいろ考えたんですが、僕は国内向けのWebマーケティングをやりたいなと思って、それがきっかけで独立しました。

記者 以前からの国内向けをやり続けたかったんですね。

下方社長 もう一つきっかけがあるのですが、僕は、世の中に埋もれている人たちをもっと見つけて、その人たちのポテンシャルを見つけて、その人たちの能力を最大化させていってあげたいなというふうなことを考えてまして。

記者 世の中に埋もれている人というのは、具体的にはどういった..?

下方社長 僕、前職のときに、1年半で30万円しか売り上げられない営業がいたんですよ。「ちょっといいですか」と話を聞いてみると、その人は、1言って1か0.5しかわからない人だってことがわかったんです。今まで、僕の周り、1言ったら、良い人は7か8わかってくれていた人ばかりでしたので、営業戦略や戦術をたてて、どのような方針で売っていくのか。「だいたい顧客単価って、これぐらいで販売してね」って目標数値だけ与えたら、基本的にだいたいは達成できる感じだったんですけども…

記者 全ての人に汲み取ってもらうのは難しいですよね。それでどうされたのですか?

下方社長 はい。そこで、彼には、授業みたいな感じで、やっていってあげないと駄目ということが明らかになりまして、実際に、僕が提案資料を基に話したものを動画で撮ってもらって、それを一字一句、身振り手振り、声の強弱、抑揚まで全部真似てもらうっていうことをやったら、半年で営業リーダーになって。それで今はもう、たった1年で、とあるインバウンド系の会社の営業部長になって、年収が3倍になるっていうことがありまして。
この子を見ていたときに、いわゆるこういう子たちを僕は多く増やしていってあげたいなって。頑張っているけど結果が出ない人たちの伸びるポイントっていうのをより多く見つけてあげて、その人たちの能力を上げていって、最終的に飛躍させてあげたいなと思って。

起業をするまでの準備期間

記者 下方社長が、起業したいな、起業しよう、と思ってから、実際に起業したまでの期間ってどれぐらいかかりましたか?

下方社長 1ヵ月ぐらいですね。

記者 ものすごく短いですよね。

下方社長 それ、メッチャ言われるんですよ。「ずっと計画してきたんでしょ?」とか。周りからも「何で独立しないの?」ってすごい言われていたので、計画していたふうに思われるんですよ。
ただ1ヵ月っていうのは、辞めますって言ってから引き継ぎに1ヵ月かかっただけで、厳密に言うと辞めたい、辞めようって思ってから、嫁に相談して、社長のところ持っていくまで3日とかです。

記者 社長さんとは今後もお世話になることもいろいろあると思いますし、いいと思うんですけど、奥さん、よくオッケー出されましたね。

下方社長 僕、結婚するときの条件が何個かありまして、一つ目が、政治家にならないこと。二つ目が代表取締役にならないことなんですよ。なのに代表取締役になるっていう(笑)。経営者、取締役まではいいけど代取にはなるなと言われてなったので、独立することを嫁に言ったときは「ふざけんな」と相当大変でした。
そのあと、先輩経営者と奥さんに、出てきてもらって焼き肉食べに行って、「起業に対して、こうやって乗り越えてきているから大丈夫だよ」みたいな説得を2時間ぐらいしていただいて。やっとこう理解してもらいました。

起業準備中の出来事

記者 起業の準備期間というのはすごく短かったと思うんですけど、その間に何か苦労されたこととか、失敗したなって思われたことって、今思うと何かありましたか?

下方社長 準備期間は、前職の仕事とのバランスが大変でしたね。起業準備中の1ヵ月は、お給料を頂いているわけなので、ないがしろにしてとかできないんですよ。取締役っていう立ち位置だったので、有給っていう概念も、無かったので。
普段であれば、深夜の1時2時ぐらいまでは仕事しているので、僕の中で12時に仕事を終わらせているということは、2時間サボっているみたいな感じがあるので、その葛藤がスゴイ嫌でしたね。
ただ、やることはやらないといけないので、土日は土日で子どももいるので、家族サービスもしないといけないわけなので、‥というところで、そのバランスをどうするかっていうのが一番大変でしたね。

記者 こっそりと準備しながらゴールが見え始めて、「じゃあ独立します」っていう感じにはされなかったんですか?

下方社長 そうですね。前職のお客様は1社も持って来ていないですし。何も要らないから、競業避止だけははずしてほしいって言って、それだけは呑んでいただけて、Facebookで繋がっている先輩経営者とかに「独立します」っていうのを4日間くらいで700通ぐらいバーッて送って、それが凄い勢いで返ってくるので、これを返信するのに、毎日3時から3時半まで返信。返信したら返信したで、また返ってくるんですけど。それが大変でしたね。

起業後の出来事

記者  起業されてから、いろいろ苦労されたこととか、失敗されたことについて教えてください。

下方社長  ずっと僕は取締役という立ち位置でして、自分でも少し営業もしながらも、その事業部の管理だけをしていればよかったっていうのがあるんですけれども、独立したら、営業や事務作業、専任クライアントの対応、採用など、このバランスをどうしたらいいのかっていうところで本当に苦労しまして。営業しないと数字上がらないし、でも人数増やさないと中長期的には伸びないし‥っていうところで。

記者  下方社長が起業しましたというタイミングの時っていうのは、何名でやられていたんですか?

下方社長  僕ともう1名ですね。

記者  お二人でやられていらっしゃったということなんですね。もう一人の方も営業側でやっていらっしゃったのですか?

下方社長  その人は企画ですね。営業は自分一人でとれる自信っていうのがあったので。ただ、東京に来て、2人でマンスリーマンションを3カ月借りて、東京で営業をひたすらするっていうのをしましたね。

記者  今は、会社の経理・総務とかその辺りの部分というのは、新しい方が来られて運営されていらっしゃるんですか?

下方社長  そうですね。経理とかそういう会計周りは全てやっていただいていて、採用関連に関しては50%ぐらい。今も50%ぐらいはやっぱり自分が持っているようなところなので、今も課題ではありますね。

記者  では続いて、起業されてから、すごく印象に残っているものって何ですか?

下方社長  初めて給与を渡したときですね。これが一番、僕の中では印象に残っているなと。今も全員そうなんですけど、入ってきて初めての初任給は、僕、手渡しで渡しているんですね。それを初めて役員に渡したときっていうのが、すごい感慨深いです。働いてくださった人に、自分で「ありがとう」ということを込めて、そのとき封筒に手書きで感謝を込めて渡したんですけど、「あ、これが経営者になるっていうことなんだな」って、すごく感じた瞬間だったなと思いますね。

記者  手渡しで渡すというのは今の時代にしてはすごく新鮮で、ありがたみがあって、すごく素晴らしいことだなと思ったんですけど、渡されて始めて給料をもらった初任給の子っていうのはどういった感じだったんでしょうか。

下方社長  もらった瞬間は別に普通なんですよ。感謝の気持ちを伝えるっていうところから、「その封筒、開いてみてください」って僕、絶対話すようにしていて、開いてもらうんですよね。
ジャラジャラ小銭と、お札が出てくるじゃないですか。この瞬間、顔、変わるんですよ。絶対、こんなお金もらっていると思ってないんですよね。今って通帳に振り込みで入るので。デジタルにやりますけど。
でも、実際に二十数万とか、パッて見たら、普通に考えたら大金なので、ハッてするんです。そのときに僕が絶対話すようにしているのは、お客さんが、20万とかお支払いいただいている会社さんっていっぱいいらっしゃるわけで、「これだけお金を払ってくれているんだよ」っていうことを、僕、伝えるように絶対していて。
感謝を伝えるということだけじゃなくて、お客さんがどれだけのお金を払ってくれて僕たちが今成り立っていて、会社って成り立っているのかって。

親しい起業家仲間

記者 周りにいろいろ起業家がいらっしゃるとは思うんですが、その中で特に、下方社長と親しい方はどなたになりますか。

下方社長 前職の社長が、逆にいい起業家仲間になっているんじゃないかなというふうには僕は思っていますね。株式会社フリープラスの須田社長ですね。独立してからも、3ヵ月に1回ぐらいは誘っていただいて、飲みに行ったり。
よく、独立したら、仲間割れじゃないのかって言われるんですけど、今も本当に仲良くしていただいていて、気にかけてくれているというか。僕、同い年なので、誕生日も4日しか変わらないという、すごいレアキャラなんですけど、2人とも。
というのはあるんですけども、確実に先輩経営者でもありますし、ビジョナリーな経営者なので、いつも勉強させていただいていて。普通は僕から誘うべきなんですけど誘ってもらえるっていう。本当に親しくしてくださっているっていうところの中から1人出すっていうと、須田社長だなと思っています。

記者 どういったかたちで出会われたんですか?

下方社長 実はSNS、mixiっていうのがあると思うんですけど、mixiで出会っていまして、僕が大学4回生のときに、とある学生団体の代表をしていたんですけども、急に申請が来まして、「誰や誰や」と思ってパッと見てみたら、でも同い年。「同い年で社会人なのおかしいな」と思いながら、僕、来る者拒まずなので、「承認」ってして。
承認したらプロフィール見れるじゃないですか。あとは日記とか。それを見てたら、座右の銘が有言実行って書いてある。有言実行って書いていて、その日記が全部言ったこと、有限実行していっていたんですよ。「なんやコイツ、すげぇな」と思って。それで僕から、「よかったらご飯に行きませんか?」っていうところが出会いですね。

記者 それで、須田社長と直接つながって、実際に会われたのは、どちらから会おうという話になったんですか?

下方社長 僕から誘って、1カ月後ぐらいにご飯を食べに行って。

記者 お二人でですか?

下方社長 いや、4人ぐらいですかね。僕と、須田社長と、須田社長の友達2人と、4人で食べに行って。10分ぐらいで意気投合して。2人とも学生の頃から、今で言う意識高い系だったので、でも、意識高い系どころか、高くなりすぎた須田社長は、3回生で大学を中退して、僕らが4回生のときに、社会人1年目にという流れでお会いしたという感じで。

記者 実際にビジネスとしては、一緒に会社を起こされたのですか?

下方社長 違うんです。僕、実は、立ち上げメンバーではあるんですけれども、創業メンバーではないんですよ。フリープラスが2007年の6月に創業しているんですけれども、僕が入ったのは2007年の9月ですね。3カ月目。だから最初は役員2人で初めて、社員第一号で入ったのが僕。3人目ですね。

記者 出会った頃から既に起業されてるという話を聞かれて、それでその会社に入るって、すぐ決められたのですか?

下方社長 いえ。出会ったときは須田社長はサラリーマンです。とある人材派遣会社さんのサラリーマンで、1年関西やって、1年後に大阪支社長の話が来て、いろいろな意味で、理由で、実際にそれはやらずに、ある程度売れると思って、独立したっていう流れがあって。全く入る気なんかなかったですね。当時は知人ぐらいの関係だった。友人ってほどではないんですけども。なので一切、そういうのは考えてなかったんで、会ってすぐジョインとか、そんなのではないです。

思い出の一枚

記者 最後に、思い出の一枚をください。

下方社長  1期目の最終日にメンバーと。6月末決算で伸ばせる所まで伸ばそうと躍起になり走り抜けた事で単月過去最高益を更新する事ができました。本当に一人でも欠けていたらなし得なかった結果でした。私の無茶に応え続けてくれるメンバーにはいつも感謝しかありません。メンバーがMchSに人生をかけてくれた事を後悔させないために、今日もメンバーと向き合って全員が誇れる会社を創り上げたい。

記者 下方社長、本日はありがとうございました。

基本情報
会社について
会社名
MchS 株式会社
住所
【大阪本社】〒531-0072 大阪府大阪市北区豊崎4-6-3クレピス21 8階
【東京営業所】〒169-0072 東京都新宿区大久保1-15-15 AKIYAMA BLDG 7階
事業内容
コンテンツマーケティング,WEBマーケティング,メディア運営,SNSマーケティング
経営理念
世のポテンシャルを飛躍させる。
独自の強み
データドリブンな施策を実施。効果測定、改善提案まで一気通貫で実施する点。
WEBサイト
http://www.mchs.co.jp
業界について
選んだ理由
SEO市場は外部リンクなどの人工的な施策に溢れていたが、いつも人を不幸せにしている感があった。コンテンツマーケティングはユーザー知りたいと企業の伝えたいがマッチすることが企業やサービスのファンを創れると感じたため。
今後の展望
着実に成長をしていくと考えている。音声検索が進んでもコンテンツは必要である。
よりユーザーにわかりやすく情報を伝える、見てよかったと思うコンテンツが増え、市場は盛り上がると考えている。
社長について
趣味・休日
趣味:ファッション,音楽,ビジネス
休日の過ごし方:マッサージ,ショッピング,仕事
尊敬する人
孫正義, 原田泳幸, 渋沢栄一, 須田健太郎

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