お役立ち情報未経験スタートでも起業できる?安定経営しやすい業種を紹介

2017.12.05


起業したいと考えたとき、すでに実務経験のある業種ではなくまったく経験していない、未経験の業種を希望する人は少なくありません。ただし、ある程度の経験がないと経営がうまくいかないこともあるのもまた事実です。今回は未経験からのスタートでも安定した経営がしやすい業種についてみてみます。

未経験でも起業はできる?


「未経験の業種でも起業をすることはできるのでしょうか?」。答えはもちろん可能です。

たとえばコンビニエンスストアや飲食店、学習塾などの「フランチャイズ」に加盟すれば、一定のロイヤリティを支払う代わりに経営ノウハウから商品の仕入、販売など、すでに確立されたマニュアルが手に入ります。そのお店のブランド力ごと使う権利がもらえるため集客もしやすく、まったくの初心者でも経営は十分可能です。

もし、経験はないけれど人脈はある、長年住んでいる地域で起業するという場合には、「販売代理店」としてビジネスを始めるのもひとつの方法です。本社(メーカー)から商品を仕入れるため、商品にかけるコストもなく、仕入れたものを自由に販売できます。フランチャイズは販売方法などのマニュアルが細かく定められていますが、販売代理店は制約などがありません。商品に関する知識は本社から得られますし、販売知識の研修をおこなっている場合もありますので、興味があるメーカーがあれば一度調べてみるのもよいのではないでしょうか。

そのほか、インターネットを使ってビジネスをおこなう業種も、パソコンとネット環境さえ整っていればいつでもどこでも仕事ができるため、初心者や未経験者にも始めやすいといえます。インターネットを使ったビジネスの場合、初期投資が少なく、かつ少ない資本で始められる業種がベストです。

未経験で起業するときのメリット

未経験で起業する場合、一番のメリットは「従来の常識にとらわれず、柔軟な発想ができる」点だといえます。

ある程度の経験を積むことで、その業界の事情に詳しくなれます。またビジネスを円滑に進めていくためのコツなども得られるでしょう。ただし、業界特有の常識やしきたりが固定観念として蓄積されてしまう危険性もはらんでいます。

その点未経験でスタートした場合、常に新しい視点、また俯瞰的な視点でビジネスを観察することができるため、何か問題にぶつかった際も斬新なアイデアや切り口で解決していける可能性があります。これはつまり個性のあるビジネスをおこなうことができるということです。また消費者目線でのアイデアでサービスを考え、提供していくこともできます。
ここ忘れてはいけないのが、ゼロからスタートするためには何もかもが勉強ということです。すなわちがむしゃらに学ぼうという姿勢が必要となります。とにかく学ぼうという姿勢があればサポートしてくれる人も次第に増えてくるでしょう。

未経験で起業するときのデメリット

未経験でゼロから起業する際のデメリットとしては、その業界に関する情報収集や知識習得などに多大な時間を要する点です。もともとそのジャンルに興味があった、趣味として長く携わってきたという場合は別ですが、まったくのゼロからスタートとなるとひとつひとつ勉強していかねばなりません。これはどの業界も同じです。よって必然的に経験があった状態で始めるよりも未経験のほうが準備期間や労力、費用が多くかかる可能性があります。

また同じ業界の知り合いが少ない、またはいない状態からビジネスを開始するので、人脈を意識的に作っていかねばならない点もデメリットであるといえます。ビジネスを展開していくうえで、新たな顧客獲得には人からの紹介が大きな比重を占めます。そういった点でも、未経験の場合一から切り開いていく必要があります。

さらに、日本政策金融公庫から受けられる「創業融資」が受けづらい点もデメリットのひとつです。申請前にわずかな額でも売上実績を作ること、起業するビジネスに協力してくれる人の情報をリスト化して、確実な販路があることをアピールするなどして対策を練っておくことも考えておきべきでしょう。

初めてでも安定した経営がしやすい業種とは



では、実際に初心者でも始めやすく、安定経営しやすい業種には何があるでしょうか。

・フランチャイズ系

フランチャイズは、初心者で未経験の人向きの業種です。本部に加盟すると、そのお店の看板を背負うことができ、すでに成功をおさめ確立されている経営ノウハウや経営戦力を伝授してもらえます。ブランド力が大きければ大きいほど、集客に困ることも少ないでしょう。

コンビニエンスストアやファストフード、居酒屋、ベーカリーショップなどの飲食店、ハウスクリーニングや学習塾などのサービス系など、フランチャイズ展開している業種は幅広くあります。自分が興味を持てるジャンルを選べば、より楽しくビジネスをすることができるでしょう。

ただし注意しておかなければいけないのが、一言でフランチャイズといっても、開業時の建物や設備費用を本部が負担してくれるケースもあれば、店舗の物件探しは自分でやらねばいけないケースなどさまざまあるということです。いずれも本部次第による部分が大きいため、事前によく比較検討しておくことが重要です。

・IT、フリーランス系

低コスト・低リスクで始められる各種フリーランスは、未経験でスタートしている人も多い業種です。たとえば、webライターは年々その数が増えており、仕事量も同じく増加しているため需要が多い世界です。

多くの媒体でライター募集をしていますし、ライティング案件を集めたサービスも数多くあるため、初心者でも仕事を探しやすい状況だといえます。また、ある程度仕事をこなしているうちに、他の媒体のライター募集の話がまわってきたり、紹介で仕事が発生したりすることも増えてきます。

ただし、仕事の単価はピンからキリまであり、あまりにも報酬が安すぎる仕事ばかり受けるのは考えものです。始めたばかりは経験を積むため数をこなす必要がありますが、書くジャンルの幅を広げつつ、自らのスキルをあげていき、単価向上を目指しましょう。
ライターのほかにも、プログラマーやデザイナー、エンジニアなどもITフリーランスに属します。短期的に技術が学べる講座なども多いため、事前準備としてそのようなスキルアップをはかっておくと、より成功へと近づくことができるでしょう。

・ECショップ経営

EC (Electronic Commerce)ショップ、つまりインターネット上で商品を売り買いできるお店の経営も、未経験からスタートしやすい業種のひとつです。通常、実店舗を持つ際は、店舗の物件選びから始まり、商品陳列や在庫管理・保管場所などが必要です。その点、ネットショップの場合は、これらを用意する必要がありません。特に、店舗自体の場所及び在庫を持たなくてもビジネスが進められる点で、少ない投資でも十分起業が可能な業種といえます。もしも、すでに卸業者とのパイプがある、扱いたい商品がある場合は、実店舗よりもECショップ経営の方が起業しやすいでしょう。

ただし、実際の店舗がない分、商品写真や説明文をより詳細にする、24時間365日届く可能性がある顧客への問合せに迅速に対応する、またネットショップならではの決済法や集客の仕方にも注力しなければいけません。どの業種にもいえることですが、事前準備や顧客対策を万全にしておかないと、長期的に見て大きな利益を出すことは難しいので、常にサイトを改善したりシステムを見直したりすることが大切です。

初めての業界に挑戦するときの注意点


起業する、しかも未経験の業界に挑戦する場合、同業種で起業するとき以上に多くのリサーチ、勉強は必須です。そのため、会社設立に関する手続きや簿記に関することなど、専門家に任せられる部分は任せて、ビジネスに直結するマーケティングや営業に関する知識を優先して勉強していく方が効率がよいといえます。

ライバル会社についても、しっかりリサーチをしておくべきです。斬新なアイデアがビジネスに活かせるのは未経験の強みではありますが、業界全体の状況を常に把握しておくことは忘れてはいけません。

そして、何よりも大切なのが人脈です。これまで携わってきた業種で繋がった人が、別の形で新事業でもサポートしてくれる可能性は大いにあります。ビジネスを成功させるうえで周囲の協力は不可欠です。新旧問わず出会いと人の縁を大切にすることは、成功への鍵といえるでしょう。

安定経営を志すときのポイント

起業してからの1、2年は、やはり資金面で苦境を強いられるケースが多くみられます。十分な自己資金を準備しておくことが理想ですが、それ以外にも抑えておきたいポイントが2つあります。

まずは、キャッシュフローを正しく把握し、数カ月先の資金繰りをしっかりと想定しておくことです。取引先との支払い条件なども定期的に見直しをしましょう。また、自治体が行っている融資などもありますので、利用できる制度はすべて利用するつもりで、情報収集をしておくと安心です。

そして、ビジネスに全力で取り組むことです。たとえフランチャイズだからと受け身になって経営していては、長期的な経営安定は望めません。高いモチベーションを維持して楽しみながら仕事をする、これこそが安定した経営の秘訣ではないでしょうか。


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