お役立ち情報起業家の基礎知識!「創業」,「創設」,「設立」,「創立」,「起業」,「開業」…それぞれの言葉の意味とは?

2017.12.29


はじめに

「起業する」と言っても、その方法はケースによって大きく異なります。たとえば会社を設立せずに個人事業主として起業する方法もありますし、会社を設立する方法もあります。
今回は、起業のスタートラインに立つための基礎知識として、「創業」、「創設」、「設立」、「創立」、「起業」、「開業」の6つの言葉について、その意味をおさらいしておきましょう。実はこれらの言葉は全部同じような意味の言葉にみえていずれも似て非なるもの。それぞれに微妙な違いがあります。

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「創業」、起業」?会社設立前に言葉の意味を知っておくべき理由


たとえば、同じ意味にも思える「創業する」と「起業する」という言葉。この2つの言葉の違いをすぐに答えることができるでしょうか?
もしかしたら、「知らないしよくわからないけど…問題ないのでは?」と思った人もいるかもしれません。たしかにその通りでこの質問に答えられなくても起業家になるためにはなんら問題はありません。

しかしこれから起業家になろうとしている人にとって、こうした基本的な用語は一般教養として当たり前のものとして知っておくに越したことはありません。いまは大丈夫だったとしても、知らないといつかどこかのタイミングで恥ずかしい思いをする日がやってくるかもしれません。

会社設立後は営業先や仕入れ先、株主など様々な方面に対して、自分自身の事業について説明をおこなう機会が増えてきます。基本的な用語の意味を正しく理解していないと、そういった際に思わぬ苦戦をしたり、誤解されてしまったりする可能性があります。起業後にしっかりと自分と会社の信頼を積み重ねていくためには、どちらも必ず意味を正しく押さえておきたい用語であるといえるでしょう。

「創業」,「起業」…それぞれの言葉の違い


では「創業」、「創設」、「設立」、「創立」、「起業」、「開業」という6つの類似ワードについて、これから具体的に説明していきたいと思います。

・会社を「創業」するとは

「創業」とは、新しく事業を開始することです。(最初にその事業を始めた人のことを、「創業者」と呼びます。)その際、会社として法人登記をしたかどうかは関係ありません。したがって、「創業する」という言葉は、どんな事業形態にも当てはめることができます。
なので個人事業主として事業をスタートした場合であっても法人を立ち上げた場合であっても、事業を開始したという事実さえあれば創業という言葉を当てはめることができます。
ただし「創業」はあくまで事業を開始したタイミングを指す言葉なので、これから事業を始める、といったような未来のことを話す場面ではあまり使いません。
「うちは○○年創業です」という言い方はよく耳にするかもしれませんが、「来年に創業する予定です」という言い方を聞いたことがある人はほとんどいないのではないでしょうか。

・会社を「創設」するとは

「創設」するとは、それまでにはなかった施設や機関、制度、組織などを新たにつくり出すことです。会社のほか、学校や○○会といった団体を立ち上げる際にも適用されます。また、会社の中でも新たな事業部を立ち上げたり、子会社をつくったりする際にも、「創設」するという言葉が使われます。ある組織の中で独立して新しい組織をつくるというシチュエーションでも使われることが、「創設」という言葉の特徴です。

・会社を「創立」するとは

「創設」とよく似た表現に「創立」があります。「創立」とは、何もないところから初めて組織を立ち上げたり、施設をつくったりした日のことです。起業してイチから新しい会社を立ち上げる際にもやはり「創立」という言葉が使われます。「創立記念日」、「創立○周年パーティー」といった言い方は一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

「創設」との大きな違いは、「創立」は「初めて」組織・施設・事業を立ち上げるときにしか使われない、という点です。つまり、創立」は会社から分化して子会社をつくったり、社内で新規事業をスタートさせたりする場合には使いません。その際は「創設」という言葉を使うことが多いです。

・会社を「設立」するとは

「設立」とは、法律に基づき、定款を作成して公証人役場で認証を受け、登記書類などを作成して商業登記をおこない、晴れて法人組織として正式に登記した日のことを指します。つまり、「設立」は会社を立ち上げることにしか適用されない言葉です。フリーランスや個人事業主、個人商店の経営者になった時には「設立」という言葉を使うことはありません。

企業によっては、創立と設立が同じ時になることもありますが、場合によっては両者の時期が異なることもあります。「新しいビジネスをスタートさせた際には○○商会として経営していて(創立)、数年後に株式会社化して商業登録をおこなった(設立)」といったケースもあるからです。
また、日本の「商法」は1899年(明治32年)に制定されたものなので、それ以前から存在していた超がつくほどの老舗企業の場合は、必然的に創立年月日と設立年月日の時期に大きな開きが生まれることになります。

・会社を「起業」するとは

「起業」するとは新たに事業を興すことを言います。意味としては「創業」とほとんど変わりはありません。ただし使い方としては「創業」が過去の話をする際によく使われるのに対し、「起業」という言葉は「実はこれから起業しようと思っているんだ」といったように、未来の話をする際に登場することが多い点です。実際、「創業○年」、「創業記念日」という言葉はよくみかける表現ですが、「起業○年」、「起業記念日」という言葉はほとんどみたことも聞いたこともないのではないでしょうか。

また近年は、もう1つの「起業」という言葉の特徴として、「ベンチャー」や「スタートアップ」などの比較的新しいビジネスを立ち上げる際によく使われる、ということが挙げられます。どうやら「創業」と比べ「起業」にはチャレンジングな意味合いが含まれているようです。

・会社を「開業」するとは

「開業」するも、やはり新たに事業を始めることを指します。ただ、「開業」という言葉には「商売」の色が強く、会社という組織を立ち上げる場合というよりは、個人が飲食店や販売店などを開く場合に使われることが多いようです。(ほかに病院も「開業」すると言います。)

そのスタンスの違いは、事業を始めるにあたって事業主が提出しなくてはいけない書類の名称にも表れています。個人事業主やフリーランスとして起業した場合は、いわゆる「開業届」(正式名称:個人事業の開廃業届出書)を税務署に提出しなければなりません。一方、会社を立ち上げてスタートを切る場合には「法人設立届出書」の提出が必要となります。ここからも、個人の場合は「開業」、会社の場合は「設立」を使用することが多い、ということがわかります。

起業家を目指すなら、経営や事業関連用語は押さえておこう

ここまで、「創業」、「創設」、「設立」、「創立」、「起業」、「開業」の定義や、細かいニュアンスの違いなどを1つずつみてきました。「自分が思っていた意味と少し違っていた」、「自分が知らない言葉の違いがあった」といった新たな発見はありましたでしょうか。
新たに会社を設立して新規のビジネスをスタートさせる場合、あなたは経営者になると同時に、「創業者」となります。会社という一国一城の主であり、その城をつくった歴史的人物にもなるわけです。そんな唯一無二の存在が、経営や事業の基本的な用語を万が一間違えて使っているところを社員や株主の方々が見たら、どう思うでしょうか。
この先の会社の将来を心配したり、「この人についていって大丈夫だろうか…」と不安になったりする可能性も否定できません。

起業家として、会社と事業を順調に育てていくには、「当たり前のことを、馬鹿にせずきちんと行う」ということが大切です。基本中の基本である経営や事業関連用語も、改めて押さえておく必要があるといえるでしょう。

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